戦後70年(その2)

今年で米寿を迎えるという、元気なおじいさまとお会いして、お話しました。

満州で生まれ、兵隊に召集されて、隊の現地についたその日が、
1945年8月15日の終戦の日で命拾いした。

帰る電車が来ないので、あきらめて歩いて帰ったその決断にまた命を拾われた。
そのまま待っていたら、ソビエト兵が来て、シベリアへ 抑留されるところだったと。

なんとか東京に初めて帰ったその時は、東京は焼け野原で、駅から富士山が見えた。。
こんな会話からはじまり、あれやこれや。私1人で聞くにはもったいないようなお話でした。 
やっぱり、実際自分の経験したことを話す、その説得力は相当なものです。 

身近な方からの体験談を聞く機会を作ってゆかなくては!と改めて思った出会いとなりました。
この方の人生を想像すると、時代の流れの変化に驚くとともに、これから日本が向かってゆく方向が心配になります。 歴史から過去から、私たちは学ばなければなりません。

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