福島原発事故の被害・現状とオリンピック

2016年3月1日 14時52分 | カテゴリー: 活動報告

春休みの保養キャンプ開催に向け、準備も本格化してきました。あれからもうすぐ5年。本当にいろいろなことが起こった5年間でした。心底恐怖を味わい、当事者として必死に動き、結果、多くの人とつながり現在に至っています。懸念してきた健康被害が目にみえる数字となって現れています。子どもの甲状腺異常が多発、甲状腺ガンの発症。保養キャンプ参加者も、3.11以降に生まれた赤ちゃん連れの親子も増えてきています。報道されない現実を知りたい。今後の課題は? 未来に向けて何をしたらいいのか。5年間を振り返り、できること、必要なことを再認識して、舵を切りなおす必要性を強く感じています。今後注視していかなければならないのは、環境省で中間貯蔵除去土嚢等の減容・再生利用技術開発戦略検討会議が始まっており、年度末には骨子作成予定という動きです。 道路や公園整備といった公共事業、宅地造成に使うという方向が示されています。市民感覚ではまさかと思われるようなことですが、あのプレコンパックの山をどうにかしなくてはいけない側からすると、こういう発想になるのか…とため息がでます。

オリンピックといえば、招致の時に安倍総理が言った「福島原発はコントロールされている」の発言と切り離すことができません。東京都は、全小中学校を推進校に指定、昨年に引き続き、オリンピックパラリンピック教育の推進に予算をつけています。都合の悪い事には蓋をしたまま、ボランティアマインド、スポーツ志向、日本人としての自覚と誇りといった言葉を並べたてられても、違和感、不信感がつのるばかりです。原発事故の後始末という課題を含めた現状をしっかり見据えた上で、国際理解を図ってゆくための大いなる機会として、オリンピックを捉えてゆくような教育ができないか。今からでも遅くはないと思っています。