What is this?

2019年2月19日 22時49分 | カテゴリー: 活動報告

休耕田に作られた、カヤネズミの巣です。(時期的にすでに空き家)
この写真は八王子市ではなく、お隣の自治体の田んぼですが、イネ科の葉を上手に細く裂いて、居心地の良さそうな巣を、ハンモックのように空中に作っています。
ちょうど良い木のうろを見つけて住みついたり、体の大きさに合わせた貝殻をおうちにしたり、このように葉などを利用して巣を作ったり。
クモやハチの巣などはもはや芸術品。。こわれたら作り直す。材料は自然界のモノなので、ゴミも出ない。
こんなことを考えだすと、いつも思い浮かぶのは、「3匹の子ブタ」のお話。
ワラで作った家は吹き飛ばされ、木で作った家も吹き飛ばされ、レンガで家を作って…で、結局どういうオチなんだっけ?
狼に食べられちゃうのは赤ずきんだし…。今度ゆっくり図書館で絵本を探してみます。久しぶりに読みたい絵本も何冊かあるので。
人間は、費用とエネルギーをたくさん使い、原油を掘って、プラスチックなど、分解しないものをたくさん作り使い、ゴミもたくさん出す生活。
清掃工場を建てるのも、老朽化して壊すのも大変な費用と労力です。燃やした灰を片付けるのも、エコセメント工場に持ち込み、さらに高温で燃やしています。
八王子市の分担金は年間10億円。環境負荷もかかっています。数年のうちに、エコセメント工場の長寿命化や、建て替えも必ず考えなくてはなりません。
なんだか動物のくらしがうらやましくなります。小さなことでも、できることから確実に、暮らし方を見直して実行していきたい。
カヤネズミの巣を発見して、教えてくれたのは、私が所属している田んぼの会で、生き物調査の講師をお願いしているOさんです。
いつも昆虫などに話しかけながら、田んぼの真ん中に島を作ったり(タコノアシという植物が生えているから刈れない)、
ホタルの時期が終わるまで、畔の草刈りしないで!と言ってまわったり、とってもかわいらしくておもしろいおばさんです。
彼女との雑談はいつもいろいろなことを考えさせられます。
この地域の農協で使う農薬がフィプロニルに変わったとたんに、たくさんの生き物が即死んでしまった。
苗の購入とこの薬を入れてあげることがセットになっている。
ネオニコチノイドと同じく、浸透性の殺虫剤で、ゴキブリ駆除剤(○○○○キャップ)やペットのダニ・ノミ駆除剤に使われている。
フィプロニルは、2017年8月末をもってEU域内の市場からは消えている。
常日頃、田んぼ環境をよ~く観察している人の目で見て、本当に劇的な変化だったのだろう。
虫よけ、殺虫剤がどれだけ恐ろしいものかと考えさせらえた。
農環境を守ることが、生物多様性を守ることにつながると実感します。