リサイクル工場2社を見学して

議会のない4月、八王子市議会議員団で、富士山の湧水を利用して、使用済のさまざまな紙からトイレットペーパーやティッシュにリサイクルする工場を見学しました。

ちょうど国会では自衛隊の消えた日報があった、財務省の公文書が書き換えられたといったニュースが世間を賑わせていました。

この工場では、行政の管理期間を終えた文書の破棄にも対応しており、ファイルごと、段ボールごと粉々にすることができ、機密情報が粉砕されてゆく様子をしかと見届けるスペースもありました。

金属、ビニール素材、インクまで機械で分別することができるという、驚きの工場でした。

その同じ週、生活者ネットワークと某市民団体の共催で、調理段階での残渣や店に並べられる前に廃棄されてしまう食品工場からの食品を、豚の発酵飼料にリサイクルする工場見学を開催しました。

生ゴミという感じではなく、まだまだ食べられる食料から、豚のエサを作るという感覚で、大きな台所のような印象さえ受けました。

2つの工場の共通点は、ゴミとして燃やす場合のCO2排出などの環境負荷、多額の税金の負荷、後に残る灰の始末(最終処分場、エコセメント化)などの課題への取り組みであることですが。。

基本的には進めるべき方向であると認識しつつ、循環の輪が大きくなりすぎてしまったことによる難題を多々感じました。