生物多様性と健康

今、コロナ禍で強く意識することは、「生物多様性と健康」(土壌微生物の多様性、人間の特に腸内微生物の多様性)です。

手の表面の常在菌と共存したくらし(素手で漬物をつけるなど)、土に触れ、井戸や川の水を飲む、転んでケガをする、ツツジの蜜を吸う。こうして免疫力のある体の基盤が作られます。

コロナ対応の今は仕方がないですが、除菌、ワクチン予防、抗生物質・化学物質使用など、周りの微生物、草、虫を敵とするくらし・農業を是とする方向に進んでしまわないように、意思表示をしていかねばと思っています。

本市の最上位計画「八王子ビジョン2022」の次の長期計画として、2040年のビジョンを掲げることが決まっています。2040年八王子のビジョンをどう描くのか、大変重要です。

昨年報告された、IPBES地球規模評価(生物多様性と生態系サービスに関する評価)※によると、「自然の保全と持続可能な利用および持続可能な社会の実現における目標達成のためには、経済・社会・政治・技術すべてにおいてtransformative changeが求められる」と示されています。種の絶滅、気候変動や災害発生を減速させるには、パラダイムシフト(社会システムや価値観の再構築)が必要不可欠と言い切っています。

コロナでこれまでの日常があたりまえではなくなった今こそ、この間に得た気づきを信頼したい。何を大事にしたいのか、どんな2040を描くのか。変革を恐れず、変革を楽しみながら、一緒に政策提案していきませんか。今のままではダメ!変革は絶対に必要!と500人の科学者・研究者が正式な報告書で言っています。

https://www.iges.or.jp/en/pub/ipbes-global-assessment-spm-j/ja