反面教師:オリンピック・パラリンピック教育

エンブレム2020のサムネイル

明日からオリパラのために祝日が組み換えられた4連休が始まろうとしています。東京への招致が決まった時から、そして開催が近づくにつれ、さまざまな問題が吹き出すオリンピックとなってしまいましたが、これは現実社会の矛盾、本質的な問題の表面化であり、当然の結果であるとも言えます。

私は特に「オリパラ教育」というもの自体への違和感から、2016年当初から議会質問で取り上げてきました。年間35時間も使って、各校から計画書や報告書を求め、おかしな副読本や税金の無駄使いの見本のようなオリパラノートを作って配り、挙句の果てには授業の一環として競技を観戦させる。東京都教育委員会は、「オリパラ教育」を都内全小中学校で実施をさせてきました。

子どもたちは、「自分の夢に向かって進んでいく希望や勇気」を学ぶことができたでしょうか。不平等で矛盾に満ちた現実からはたくさんの学びや課題への気づきがあったことと思います。

今後は決算審議の際に、オリパラ関連予算の執行をしっかり明らかにしていきたいと思っています。 (7月21日)